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高野口パイル織物工場見学 レポート

2012.12.18.(Thu)パイル織物工場見学会が行われました。
高野口は世界遺産・高野山の麓に位置する古くからの織物産地です。
今回は青野パイル(株)、妙中パイル織物(株)の2社にご協力頂きました。

午前中に行った、青野パイル(株)はシール織物、
シールフライス、シンカーベロアを生産しており、
糸から織り、シャーリング、最終の検反梱包まで行っています。
工場ではシンカーフライス、シンカーベロアの機械を詳しく、
社長自ら丁寧に説明して頂きました。
丸編み機は20ゲージから他社ではあまりない36ゲージまで対応しています。
そしてシャーリング機では、素材ごとに機械を分けるというこだわりでした。
コスト的には大変ですが、素材にやさしく仕上がりよくなるそうです。
シャーリングは簡単にいえば大きい髭剃りの原理です。
最後に、たくさんの素晴らしい製品見本を各自、
自由に見て触って質問して、と盛り上がり終了となりました。
午後からの妙中パイル織物(株)はパイル織物を生産、
織りから染色、最終検反梱包まで自社内で行っています。
現在は衣料、インテリアの他に産業資材に力を入れています。
産業資材の液晶パネルのラビングクロスはとてもクリーン度の
高い商品で工場内も徹底した生産体制を取っています。
今で数少ない紋紙での織機では最初から糸たてをすれば
1週間ほどかかるという大変なものでした。
4000本の糸を立てた機械を見ていると、
職人さんのご苦労と技術に頭が下がりました。
化粧パフ用の生地は妙中さんだけという
140cm幅の機械で織られており、ホコリ、静電気の少ない生地に仕上がり、
その生地は本当にずっと触っていたい気持ちの良い肌触りです。
染色も生地の風合いが良くなるこだわりの自然干しで、
すごい高さのところに染色後の生地をかけていく大変な作業です。
その後、ショールームに戻り色々素晴らしい生地を見せて頂き、
必要な人には生地見本を分けて下さる細かい対応までして頂きました。
妙中社長は現在、組合長もしておられ、人材育成、
生地開発、販路開拓、各展示会への出展等、
今後の発展にむけて活動されています。
各社、素材、生地、商品へのこだわりや熱い思いをもって
作られているのだとしみじみ感じました。
機械を熟知した職人さんの技術、素材、パイルの長さ、
柄デザイン、後加工の組み合わせでたくさんの
素晴らしい生地が出来上がるのだと思います。
青野パイル(株)、妙中パイル織物(株)2社には
貴重なお時間を割いて大変丁寧に対応して頂き、
感謝しております。ありがとうございました。

                          (今井 要 記)

カテゴリー: TDAレポート — admin 1:07 PM  コメント (0)
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